連帯債務テキスト

2020年宅建士試験教材

令和2年宅建士試験独学合格

連帯債務とは

例えば、A、B、Cが共同で、Dが所有している6,000万円の家を購入しようとした場合、民法上の分割債務の原則によると、購入代金をA、B、Cで均等に分け合うことになります。つまり、Dから、請求を受けたA、B、Cは、それぞれ2,000万円を支払えばいいのです。

この原則によると、Dから見れば、A、B、Cの全員が購入代金を支払うことにより、初めて、債権全額を回収することができるようになります。これでは、債権を回収できない危険性もあり、3人に対して、請求していくのも面倒なことです。

そこで、Dは、A、B、Cの全員に対して、2,000万円ではなく、6,000万円の全額を支払ってくださいと請求することができるようにしました。これにより、BとCが共に、お金を用意できなくても、Aがお金を持っているのなら、Dは、債権全額を回収することができるようになります。

また、Aが、Dに6,000万円全額を支払うと、B、Cの両者は、Dに対して、お金を支払う必要がなくなります。このような債務関係を連帯債務といいます。

債権者は、その連帯債務者の一人、数人、全員に対し同時に又は順次に、全部又は一部の履行を請求することができます。

【補足】

連帯債務は、債務の目的がその性質上可分であり、法令の規定や当事者の意思表示によって成立します。

上記の例で、Aが、Dに対して6,000万円の全額を支払ったとします。しかし、Aから見れば、B及びCに対して、「共同で家を購入しようと言ったのだから、お金を払ってくれ」と、当然に、思うはずです。そこで、負担部分と呼ばれるものがあります。負担部分とは、連帯債務者間で、個々の連帯債務者が、いくら負担するかの割合のことです。負担部分は、契約により決めることができますが、決めていない場合には、均等となります。負担部分があることにより、Aは、Bに対して、2,000万円、Cに対して、2,000万円払ってくださいと請求できます。このように、Aは、B及びCに対して求償権を有することになります。

債権者は、その連帯債務者の一人、数人、全員に対し、同時に又は順次に、全部又は一部の履行を請求することができるとは、例えば、Dは、A、B、Cの全員に同時に請求することができるし、Aに請求し、次に、Bに請求し、その次に、Cに請求することができます。また、Aのみに全額を請求することもできるし、一部のみを請求することもできます。しかし、Dが弁済を受けることができる金額は、債権金額となります。

連帯債務は、例えば、連帯債務者が3人いる場合、1人1人の3個の独立した債務があるということです。よって、債権者は、連帯債務者の1人に対する債権のみを譲渡することもできます

連帯債務者に生じた事由(相対効、絶対効)

相対効

連帯債務者の1人に対して、ある事由が生じた場合、その事由の効力は、他の連帯債務者に及びません。これを相対効といい、原則となります。「下記の絶対効」で生じる事由以外の全ての事由が相対効となります。

  1. 連帯債務者の1人について、法律行為の無効又は取消の原因があった場合においても、他の連帯債務者の債務が取り消しになったり、無効になったりしません
  2. 連帯債務者の1人が債務の承認をした場合における時効の更新の効力は、他の連帯債務者の債務に及びません
  3. 債権者が、連帯債務者全員に対する債権を譲渡し、連帯債務者の1人に対して、債権譲渡の通知をしたとしても、他の連帯債務者に対して、債権譲渡を対抗することができません
  4. 連帯債務者の1人が時効の利益を放棄したとしても、他の連帯債務者が、放棄をした者の時効を援用することができます

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【INPUT】

テキストを覚えるのではなく、復習まとめ集を覚えます。

復習まとめ集に記載している重要論点の意味合いを知る(理解する)ために、テキスト完成版と復習まとめ集ポイント解説を使います。

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復習まとめ集を、覚えているのかどうか?使えるようになっているのかどうか?を確かめるために、一問一答問題集(基本問題)と四肢択一問題集(応用問題)を使います。

問題を解けば、【問題集の解説→動画解説・問題集ポイント解説】の流れです。

これでも、分からない問題は、【テキスト完成版・復習まとめ集ポイント解説に戻る→質問】の流れです。

【その他】

問題集で解くべき過去問(改正民法などに対応済み)を網羅していますので、市販の過去問などを解く必要はありません

毎日、復習をしてください。本試験までずっとです。復習に使う教材は、復習まとめ集です。1週間に1回くらいは、問題集等で問題を解いてください。

理解が不要な論点については深入りしてはいけません。なお、理解すべき論点については、テキスト完成版、復習まとめ集ポイント解説、動画解説などで解説しています。

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