令和7年(2025年)10月に実施されました宅建士試験の問47の問題と解答・解説です。
問47(問題)
宅地建物取引業者が行う広告に関する次の記述のうち、不当景品類及び不当表示防止法(不動産の表示に関する公正競争規約を含む。)の規定によれば、正しいものはどれか。
- 団地(一団の宅地又は建物をいう。)と駅との間の道路距離は、取引する区画のうち駅から最も近い区画(マンション及びアパートにあっては、駅から最も近い建物の出入口)を起点として算出した数値又は駅から最も遠い区画(マンション及びアパートにあっては、駅から最も遠い建物の出入口)を起点として算出した数値のいずれかを表示しなければならない。
- 新築分譲マンションを販売するに当たり、住戸により管理費の額が異なる場合であって、その全ての住宅の管理費を表示することが困難であるときは、最高額のみで表示することができる。
- 物件の近くに新設される予定の駅等又はバスの停留所については、当該路線の運行主体が公表していれば、現に利用できるものではなくても新設予定時期を明示して表示することができる。
- 道路距離80mにつき1分間を要するものとして、賃貸物件から最寄りの駅までの徒歩による所要時間を算出したところ15分50秒であった。この場合、当該所要時間を15分と表示してよい。
問47(解答・解説)
解答・解説に関しましては、宅建士合格広場独自の見解に基づき作成したものとなっています。事前の予告をすることなく変更する場合がございますので予めご了承ください。
- 誤り
団地(一団の宅地・建物のこと)と駅その他の施設との間の道路距離又は所要時間は、取引する区画のうちそれぞれの施設ごとにその施設から最も近い区画(マンション・アパートは、その施設から最も近い建物の出入口)を起点として算出した数値とともに、その施設から最も遠い区画(マンション・アパートは、その施設から最も遠い建物の出入口)を起点として算出した数値も表示しなければなりません。 - 誤り
管理費、共益費、修繕積立金は、1戸当たりの月額(予定額であるときは、その旨)を表示しますが、
住戸により管理費、共益費、修繕積立金の額が異なる場合において、その全ての住宅の管理費、共益費、修繕積立金を示すことが困難であるときは、最低額及び最高額のみで表示することができます。 - 正しい
物件の近くに新設される予定の駅等又はバスの停留所については、当該路線の運行主体が公表していれば、現に利用できるものではなくても新設予定時期を明示して表示することができます。 - 誤り
徒歩による所要時間は、道路距離80mにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示する必要があります。この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出する必要がある。よって、15分50秒であれば、「16分」と表示する必要があります。
解答:3
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