【問5】売買契約等問題と解説【2017年宅建士試験】

【2019年度解答速報】

問1

問11 問21 問31 問41

問2

問12 問22 問32 問42

問3

問13 問23 問33 問43

問4

問14 問24 問34 問44

問5

問15 問25 問35 問45

問6

問16 問26 問36 問46

問7

問17 問27 問37 問47

問8

問18 問28 問38 問48

問9

問19 問29 問39 問49

問10

問20 問30 問40 問50

平成29年(2017年)に実施された宅建士試験【権利関係】問5の問題(売買契約等)と解説を掲載しています。

売買契約等

Aは、中古自動車を売却するため、Bに売買の媒介を依頼し、報酬として売買代金の3%を支払うことを約した。Bの媒介によりAは当該自動車をCに100万円で売却した。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

  1. Bが報酬を得て売買の媒介を行っているので、CはAから当該自動車の引渡しを受ける前に、100万円をAに支払わなければならない。
  2. 当該自動車に隠れた瑕疵があった場合には、CはAに対しても、Bに対しても、瑕疵担保責任を追及することができる。
  3. 売買契約が締結された際に、Cが解約手付として手付金10万円をAに支払っている場合には、Aはいつでも20万円を償還して売買契約を解除することができる。
  4. 売買契約締結時には当該自動車がAの所有物ではなく、Aの父親の所有物であったとしても、AC間の売買契約は有効に成立する。

【解答・解説】

  1. 誤り
    自動車売買契約における自動車引渡債務と代金支払債務は、同時履行の関係に立ちます。
    よって、Cは、自動車の引渡しを受けていないのであれば、100万円をAに支払う必要はありません。
    民法533条において、「双務契約(売買契約等)の当事者の一方は、相手方がその債務の履行を提供するまでは、自己の債務の履行を拒むことができる。ただし、相手方の債務が弁済期にないときは、この限りでない。」と規定されています。
  2. 誤り
    民法570条・566条において、「売買の目的物に隠れた瑕疵があったときは、買主は、売主に対して瑕疵担保責任を追及することができる。」と規定されています。
    よって、CはA(売主)に対して瑕疵担保責任を追及することができるのであり、B(媒介業者等)に対して瑕疵担保責任を追及することができません。
  3. 誤り
    相手方が履行に着手するまでであれば、売主は、手付の倍額を返還し、買主は、手付を放棄することにより、契約を解除することができます。
    本問では、「いつでも」と記載されていますので、誤った記述となります。
  4. 正しい
    Aの所有物ではないので、他人物売買に該当することになります。
    民法560条では、他人物売買契約であっても、当事者間(売主Aと買主Cの間)では有効な契約として取り扱うものとされています。

A.4

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