受験生の方から、以下の質問をお受けしました。
【質問内容】 友人の勧めもあって、フルセット教材(当サイトの販売教材です。)を購入し、友人と2人で合格を目指し勉強をしています。 私は、勉強が苦手で、友人と差が開く一方です。 …省略…。 このように、勉強が苦手な私でも、独学で合格することができるのでしょうか? |
合格するためには
当サイトは、以下のように回答させて頂きました。
【質問回答】 勉強が苦手、例えば、「暗記することが苦手」、「理解することが苦手」な方でも、宅建士試験の問題と合格点を分析する限り、宅建士試験に合格することができます。 具体的に言いますと、受験生の多くの方が正解できる問題を必ず正解し、それに加え、受験生の多くの方が正解できない問題を1・2問正解することができれば宅建士試験に合格することができます。 ○○さんは、現時点では、友人の方よりも遅れているのかもしれません。 しかし、重要なことは、本試験の前日までに、宅建士合格広場の教材をマスターすれば良いのです。 宅建士合格広場の教材をマスターして頂ければ、他の教材で学習している方よりも、合格に必要な力が身についています。 これだけは、覚えておいて下さい。 だから、現時点で、遅れていたとしても、焦る必要はありません。 しかし、少しの工夫は必要です。 …省略…。 |
暗記することが苦手
暗記が苦手と思い込んでいるのでは?
暗記が苦手と言う方の中には、「暗記が苦手と思い込んでいる。」だけの方もいるのではないのでしょうか?
例えば、ゲームが好きな方なら、そのゲームの攻略の仕方を覚えていると思います。
例えば、料理を作るのが好きな方なら、料理の作り方を覚えていると思います。
例えば、ドラマが好きな方なら、そのドラマの前回のストーリーを覚えていると思います。
例えば、歌を聴くのが好きな方なら、その歌の歌詞まで覚えている方もいると思います。
このように、自分にとって好きで、興味のあることなら覚えることができませんか?
覚えることができる方は、決して、暗記が苦手ではありません。
単に、嫌いで、興味のない、意味の分からない法律の勉強になると、急に、苦手意識がはたらき、その結果、「今から覚えるぞ!」という気持ちも弱くなり、覚えることができないのでは?
と思います。
繰り返しが足りない
暗記が苦手な方にとっては、「覚えること」が苦痛だとは思いますが、覚えるまで、何回も何十回も、時には、何百回も繰り返して下さい。
1回読むだけで覚えることができないからといって、覚えることが苦手と思う必要がなく、当然なことです。
1つの論点、例えば、営業保証金の供託額(主たる事務所については、1,000万円で、それ以外の事務所については、事務所1カ所ごとに500万円)だけを覚えれば良いのであれば、5回位繰り返せば覚えることができるのかもしれません。
しかし、皆さんもご存知のとおり、宅建士試験は、覚えることがすごく多いです。
覚えることが多い分、覚えたはずの営業保証金の供託額についても、繰り返さない限り、忘れていきます。
忘れてしまうと、暗記が苦手な方は、より一層、「暗記に対する苦手意識」をもつことになります。
繰り返しになりますが、1回位では、覚えることもできませんし、忘れることも当然なことです。
1回で覚えることができない方は、焦ることなく、何回も何回も繰り返して下さい。
また、忘れないためには、何回も何回も繰り返して下さい。
少しの工夫
暗記の仕方は、人それぞれで異なるもので、これが正解!というものがありません。
現時点で、暗記を苦手と感じていない方は、今までどおりの仕方で良いと思いますが、暗記を苦手と感じている方は、暗記の仕方を変えた方が良いでしょう。
- 読むだけで覚えれる方もいれば、覚えれない方もいます。
この場合、書いて覚えても良いし、声を出して覚えても良いし、自分自身で、暗記の仕方を変えていきましょう。 - 朝に暗記が効率的と言う方もいるし、夜に暗記が効率的と言う方もいます。
朝→夜、夜→朝など、暗記する時間を変えるのも良いのかもしれません。 - 家で暗記がはかどる方もいれば、通勤中の電車の中で暗記がはかどる方もいれば、図書館で暗記がはかどる方もいます。
暗記する場所を変えるのも良いのかもしれません。
理解することが苦手
テキストを読んでいても、「何を書いているのかが分からない!」、「意味が分からない!」と思う方も多いと思います。
これは、皆さんが理解する力がないのではなく、当サイトを含め市販の教材を作成している方が説明不足なのです。
質問を利用する
おそらく、どのテキストでも、どの問題集でも、例えば、1つの条文を説明する際、1つの観点での説明しか書いていませんよね。
教材作成者は、自分が「この説明だったら分かってくれる。」と思った説明をテキストなどに書いています。
1つの観点での説明だけでは、理解できる方もいれば、当然、理解できない方もいると思います。
例えば、学校なら、1つの条文を講師が説明しますよね。
ここで、説明が分かりやすい講師と説明が分かりにくい講師に別れます。
しかし、説明が分かりやすい講師の授業であっても、分かりにくいと感じる受験生の方もいます。
逆に、説明が分かりにくい講師の授業であっても、分かりやすいと感じる受験生の方もいます。
つまり、1つの観点での説明だけでは、全受験生の方が理解できるのは、不可能なのです。
それをフォローするために、学校なら、「質問」というフォロー制度があります。
当サイトの説明も、分かりやすいと言って下さる受験生の方もいれば、分かりにくいと感じている方もいると思います。
現に、「この問題が、なぜ、〇なのですか?」という質問もあります。
この質問があるということは、質問して下さった方が、理解する力がないのではなく、確実に、当サイトの説明不足です。
この説明不足を補うために、当サイトも、セット教材購入者の方に限り、質問を受け付けています。
問題を解く
当サイトのセット教材購入者の方や通学生の方なら、質問を徹敵的に利用することで、理解することも可能です。
市販の教材で学習している方は、自分自身で理解していかなければなりません。
まずは、「何が理解できないのか!」を分析して下さい。
- 例えば、用語の意味が分からないだけなら、用語の意味を調べれば良いだけです。
- 例えば、用語の意味は分かるけど、「条文が、何についての規定なのかが分からない。」のなら、その条文に対応する問題を解きましょう。
テキストを眺めているだけでは、どのような形で問題が出題されているのかも分かりませんし、また、何についての規定なのかが分かるようになるとは思いません。
「問題を解く→解説を読む→テキストに戻る」ことで、理解できる場合があります。 - 上記でも理解できないときは、ネットや書籍で調べてみましょう。
- 上記でも理解できないときは、「理解→暗記」に切り替えましょう。暗記に切り替えることは、重要なことです。