法令制限勉強法【宅建士試験】

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民法の意思表示の勉強を終えた方は、以下の問題(一問一答式)にチャレンジてください。

≫意思表示の問題ページ

法令上の制限は、分かりにくいので、苦手な方も多いのではないのでしょうか。

具体的に、法令上の制限の勉強法を見ていきます。

法令上の制限が苦手な方は、是非、ご覧ください。

法令上の制限の勉強法【1】

 法令上の制限を攻略するために、下記の手順に従って勉強していきましょう。

  1. 重要条文等を読む際、条文等を「どういう場合に?」、「どうする必要があるのか?」に分けましょう。
  2. 「どういう意味か?」をおおまかに知りましょう。(イメージが重要)
  3. 重要な箇所をを正確に暗記しましょう。
  4. 暗記した事項に対応する問題を解きましょう。
  5. 忘れないように復習しましょう。

具体的な勉強法

具体的に、下記の条文を用いて説明していきます。

【 法令上の制限攻略 農地法3条】

農地法3条1項には、「農地又は採草放牧地について所有権を移転し、又は地上権、永小作権、質権、使用貸借による権利、賃借権若しくはその他の使用及び収益を目的とする権利を設定し、若しくは移転する場合には、当事者が農業委員会の許可を受けなければならない。」と規定されています。

農地法3条を、「どういう場合に?」、「どうする必要があるのか?」に分けていきましょう。

「どういう場合に?」
  1. 農地又は採草放牧地について「所有権を移転する場合」
  2. 農地又は採草放牧地について「地上権、永小作権、質権、使用貸借による権利、賃借権若しくはその他の使用及び収益を目的とする権利を設定し、若しくは移転する場合」
「どうする必要があるのか?」

上記の「どういう場合に?」の事由に該当すれば、当事者が農業委員会の許可を受けなければなりません。

農地法3条が「どういう意味か?」をおおまかに知りましょう。

【1】言葉の意味を知りましょう。

  1. 農地とは、耕作の目的に供される土地のことです。なお、農地に該当するか否かについては、現況で判断され、土地登記簿上の地目とは、関係がありません。
  2. 採草放牧地とは、農地以外の土地で、主として耕作又は養畜の事業のための採草又は家畜の放牧の目的に供されるものをいいます。
  3. 所有権を移転し、又は地上権、永小作権、質権、使用貸借による権利、賃借権若しくはその他の使用及び収益を目的とする権利を設定し、若しくは移転することを権利移動といいます。ちなみに、抵当権は、使用及び収益を目的とする権利ではありません。

【2】農地法3条の意味を知りましょう。

Aが農地を有しています。そして、その農地をBに売ります。Bは、Aから取得する農地を農地として使用していきます。

この場合、農業委員会の許可(=農地法3条1項の許可)が必要となります。

つまり、転用(農地→宅地等)を目的としない農地の権利移動には、農地法3条1項の許可が必要となります。

ちなみに、転用を目的とする農地の権利移動の場合、農地法5条1項の許可が必要となります。また、単に、転用する目的なら、農地法4条1項の許可が必要となります。

※採草放牧地については、割愛させて頂きました。

正確に暗記しましょう。

上記で学習した中で、重要な箇所を正確に暗記していきましょう。

「農地の定義」、「許可権者は、農業委員会」、「抵当権は、使用及び収益を目的とする権利でない。」、「転用を目的としない農地の権利移動には、農地法3条1項の許可が必要。」などを暗記していきましょう。

暗記した事項に対応する問題を解きましょう。

農地法3条の問題を解いていきましょう。暗記できた条文等を使いこなせるかを確認していきましょう。

上記で学習してきた事項を忘れないように、復習していきましょう。

学習した後は、暗記もできているし、問題も解けているのに、その後、復習をしなければ、忘れていきます。忘れないように復習していきましょう。

法令上の制限の勉強法【2】

法令上の制限を攻略するためには、法令上の制限の勉強法【1】の他に、理屈なしに、暗記する必要があります。(なお、イメージは大事)

「理屈なしに暗記」とは、「どういう意味?」と考えることなく、暗記することです。

例えば、「暗記の読み方は?」と質問された場合、皆さんは、「どういう意味?」と考えることなく、「あんき」と答えると思います。これと同様に、法令上の制限を攻略するためには、「理屈なしに暗記」することも必要になってきます。

具体的な勉強法

具体的に、下記の事項を用いて説明していきます。

法令上の制限の建築基準法で、「建築物の用途制限」という項目を学習していきます。

「建築物の用途制限」とは、例えば、住宅は、原則、工業専用地域で建築することができないとか、小学校は、原則、工業地域と工業専用地域で建築することができないとかのことです。

「建築物の用途制限」の学習は、ある程度の意味合いを説明することは可能ですが、その意味合いを説明することにより、逆に、分かりにくい可能性もあります。意外と法令上の制限は、そういった項目が多いです。

こういう項目を学習する場合、とにかく、暗記して下さい。暗記することで、点数を取ることができます。

法令上の制限の勉強法【まとめ】

宅建士合格広場では、イメージして暗記することができるように、簡単な具体例を多く使っていますが、

気をつけて頂きたいことは、法令上の制限では、条文どおりの問題が多く出題されていますので、復習まとめ集どおりに覚えてください。

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◇勉強の流れ◇

 

Step.1:理解して暗記

テキストではなく、覚えるべき論点をまとめた復習まとめ集を覚えます。 単に暗記するだけでは、知識が定着せず、また、民法など一定の問題には対応することができず、理解が必要となります。 そこで、テキスト、ポイント解説、動画解説を使って、復習まとめ集に掲載している論点を理解して頂きます。 なお、テキスト、ポイント解説以上の深入りは禁物です。

Step.2:理解して解く

復習まとめ集に掲載している論点を暗記しているのかどうか?理解しているのかどうか?を確かめる必要があり、また、知識をより一層深めるためにも問題を解く必要があります。 そこで、一問一答問題集と四肢択一問題集を使ってください。 使う順番としては、「一問一答問題集→四肢択一問題集」となります。 問題を解き終われば、問題集上の解説だけでなく、必ず、ポイント解説と動画解説も忘れることなく使ってください。 これでもなお理解できない問題が出てきたときには、テキストやポイント解説などに戻ってください。そして、これでもなお理解できないのであれば、質問をご利用ください

Step.3:復習を毎日継続

知識が定着していない間は、覚えては忘れる! これを繰り返すことになり、勉強が嫌になる理由の一つですが、合格する方は、必ず、これを乗り越えてきます。 ですので、皆さんも、知識が定着するまでは、毎日、復習を継続してください復習まとめ集を使って復習をしてください。そして、2・3日に一度は、問題も解きなおしてください

 

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