問題を解くためには、【何の規定について問われているのか?】を瞬時に見極める必要があります。
それを可能にするためには、解答根拠となる規定の意味合いを理解する必要があります。
解答根拠となる規定
宅建士試験に限ってではないのですが、問題というものは、解答根拠となる規定をもとに作成しています。
おそらく、意味が分からないと思いますので、過去問題を使ってご説明します。
次の記述は、民法の規定によれば、正しいですか?それとも誤っていますか?
Aの所有する甲土地をBが時効取得した場合、Bが甲土地の所有権を取得するのは、取得時効の完成時である。
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この問題は、2017年宅建士試験【問2肢1】の問題です。
解答は、誤った記述となります。
この問題は、「民法144条と判例」をもとに作成されています。
「時効の効力は、その起算日にさかのぼる。」、これが、民法144条です。
「取得時効の場合、起算日は、占有を開始した時である。」、これが、判例です。
この2つの規定、つまり、解答根拠となる規定をもとに問題が作成されています。
宅建士合格広場では、
ポイント解説、テキスト完成版、動画解説にて、身近な具体例を多く取り上げて、解答根拠となる規定の意味合いを理解してもらいます。