消費貸借契約テキスト

2019年宅建士試験の解答に関しましては、以下のページにて、2019年10月20日(日)16時30分頃から公開する予定です。

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消費貸借とは

消費貸借とは、金銭その他の代替物を借りて、その後、同種、同等、同量の物を返還する契約です。例えば、隣の家から、味噌を借りてきて、その味噌を使い、後日、その味噌と同じ味噌を購入してきて貸主に返すような場合のことです。

また、金銭を借り入れる契約を金銭消費貸借契約といいます。例えば、借主が、貸主から金銭を借りてきて、その金銭を使い、後日、借主は、金銭をかき集めてきて、貸主に返すような場合のことです。

なお、消費貸借契約は、当事者間の合意に加え、金銭その他の物を相手方から受けとることによって、効力が生じる要物契約です。

原則、借主が、利息を支払うことを必要としない無利息消費貸借となります。ただし、特約がある場合には、借主が、利息を支払うことを必要とする利息付消費貸借もあります。

 ポイント

  1. 利息付消費貸借の場合において、借主が借りてきた物に隠れた瑕疵があったときは、利息を受け取る貸主は、瑕疵がない物に代える必要があります。この場合においては、貸主は、損害賠償の義務を負うことになります。
  2. 無利息消費貸借の場合において、借主が借りてきた物に隠れた瑕疵があったときは、借主は、瑕疵がある物の価額を返すことができます。ただし、貸主が、瑕疵の事実を知っており、借主に言わなかった場合、貸主は、上記1.と同様の責任を負うことになります。
  3. 借主と貸主との間で、返還時期を定めなかった場合、貸主は、借主に対し、相当の期間を定めて、返還の催告をすることができます。相当の期間が経過することによって、借主は、必ず、返還しなければなりません。
  4. 借主は、返還時期を定めているか否かに関係なく、いつでも返還することができます。
  5. 金銭消費貸借契約において、借主の貸金債務の弁済と、貸主のその債務の担保のためになされた抵当権設定登記の抹消登記手続きは、同時履行の関係ではなく、借主が、先に、貸金債務を弁済しなければ、貸主に対して、抵当権抹消を請求することができません。
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