共有テキスト

2021年(令和3年)宅建士試験教材

共有とは、ある1つの物を2人以上の者が共同で所有することです。例えば、甲建物をAとBが共同で購入した場合、その建物をAとBが2人で共有することになります。

共有物の使用

各共有者は、共有物の全部について、その持分に応じた使用をすることができます。

【例題】

AとBが共同で建物を購入した。Aの持分が3分の2で、Bの持分が3分の1です。この場合、Aは、その建物の3分の2、Bは、3分の1しか使えないのか。

【解答】

AもBも持分に応じた部分について使用できるのではなく、建物の全部を使用することができます。持分に応じた使用とは、例えば、Aが3日に2回、Bが3日に1回使用する等のことです。なお、共有者の1人の者に常に共有物を使用させたりすること等は、協議で定めることができます。

【補足】

  1. 共有の場合、各共有者は、共有物について持分(=共有物を所有できる割合)を有しています。

  2. 他の共有者との協議に基づかないで、自己の持分に基づいて1人で現に共有物を占有する共有者に対し、他の共有者は当然には共有物の明渡しを請求することができません。なぜなら、各共有者は、共有物の全部について、その持分に応じた使用をすることができるので、当然には明渡しを請求することができないのです。

    しかし、他の共有者は、現に共有物を占有する共有者に対し、持分の割合に基づいて損害賠償請求をすることができます

共有持分

共有の場合、各共有者は、共有物について持分(=共有物を所有できる割合)を有しています。

持分の推定

持分は、共有者同士で決めていきますが、決めていない場合等には、各共有者は、均等な持分であると推定されることになっています。例えば、AとBが甲建物を共有しているが持分を決めていなかった場合、Aの持分が2分の1、Bの持分が2分の1となります。

持分の譲渡等

持分は、各共有者が単独で自由に使える権利です。したがって、自分の持分を、他の共有者の承諾がなくても、第三者に譲渡したり、抵当権を設定することができます。

持分の放棄等

  1. 共有者の1人が、自分の持分を放棄したときは、その持分は、他の共有者のものになります。
  2. 共有者の1人が死亡した場合は、その者の持分は相続人のものになります。相続人がいない場合には、特別縁故者のものになります。特別縁故者がいない場合には、他の共有者のものになります。

【補足】

特別縁故者とは、「被相続人と生計を同じくしていた者」「被相続人の療養看護に努めた者」「その他被相続人と特別の縁故があった者」のことです。

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勉強の流れ

 

STEP1:理解して暗記

テキストではなく、覚えるべき論点をまとめた復習まとめ集を覚えます。

単に暗記するだけでは、知識が定着せず、また、民法など一定の問題には対応することができず、理解が必要となります。

そこで、テキスト、ポイント解説、動画解説を使って、復習まとめ集に掲載している論点を理解して頂きます。

なお、注意すべき事項として言いましたが、テキスト、ポイント解説以上の深入りは禁物です。

STEP2:理解して解く

復習まとめ集に掲載している論点を暗記しているのかどうか?理解しているのかどうか?を確かめる必要があり、また、知識をより一層深めるためにも問題を解く必要があります。

そこで、一問一答問題集と四肢択一問題集を使ってください。

使う順番としては、「一問一答問題集→四肢択一問題集」となります。

問題を解き終われば、問題集上の解説だけでなく、必ず、ポイント解説と動画解説も忘れることなく使ってください。

これでもなお理解できない問題が出てきたときには、テキストやポイント解説などに戻ってください。これでもなお理解できないのであれば、質問をご利用ください

STEP3:復習を毎日継続

知識が定着していない間は、覚えては忘れる

これを繰り返すことになり、勉強が嫌になる理由の一つですが、合格する方は、必ず、これを乗り越えてきます。

ですので、皆さんも、知識が定着するまでは、毎日、復習を継続してください

復習まとめ集を使って復習をしてください。そして、2・3日に一度は、問題も解きなおしてください

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