土地・地形等の特徴
台地の特徴
- 台地は、一般的に、水はけがよいとされており、洪水や地震に対する安全性も比較的高いとされており、地盤にも地耐力があり、宅地に適しているといえます。
- 台地上の浅く広い谷間は、集中豪雨等のときに、水につかりやすく、宅地に適していないといえます。台地内の小さな谷間は、軟弱地盤であることが一般的に多く、このような土地を埋土して造成された宅地においては、地盤沈下や排水不良を生じることが多いといえます。
- 台地の縁辺部では、集中豪雨等のときに、崖崩れを起こす危険性があるといえるので、宅地に適していないといえます。
- 台地を切土と盛土により造成した地盤の場合は、その境目では地盤の強度が異なるため、不同沈下が起こりやすいといえます。
丘陵地の特徴
- 丘陵地は、一般的に、水はけがよいとされており、洪水や地震に対する安全性も比較的高いとされており、地盤にも地耐力があり、宅地に適しているといえます。
- 丘陵地内の小さな谷間は、軟弱地盤であることが一般的に多く、このような土地を埋土して造成された宅地においては、地盤沈下や排水不良を生じることが多いといえます。
- 丘陵地の縁辺部では、集中豪雨等のときに、崖崩れを起こす危険性があるといえるので、宅地に適していないといえます。
- 丘陵地を切土と盛土により造成した地盤の場合は、その境目では地盤の強度が異なるため、不同沈下が起こりやすいといえます。
段丘の特徴
丘陵・段丘とは、地表面は比較的平坦であり、よく締まった砂礫・硬粘土からなり、地下水位は比較的深い地盤です。
なお、段丘地は、一般的に、水はけがよいとされており、洪水や地震に対する安全性も比較的高いとされており、地盤にも地耐力があり、宅地に適しているといえます。
地すべり地の特徴
- 地すべり地の多くは、地すべり地形と呼ばれる独特の地形を呈し、棚田などの水田として利用されることがあります。
- 地すべり地は、安定していても、盛土をすると、バランスをくずし、再びすべることがあるといえます。
崩壊跡地の特徴
- 崩壊跡地は、微地形的には馬蹄形状の凹地形を示すことが多く、豪雨や地震等によって、再び、崩壊する危険性があるといえます。
- 崩壊跡地は、地下水位が高いため竹などの好湿性の植物が繁茂することが多いといえます。
崖錐堆積物
- 崖錐堆積物(崖等からくずれてきた岩屑が堆積したもの)は、一般的に、浸水性は高いといえます。
- 崖錐堆積物におおわれた地域は、一般的に、切土をすると、崩壊や地すべりを起こしやすいといえます。
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