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抵当権【問題と解説】
次の記述のうち、民法及び判例によれば、正しいものには○、誤っているものには×をつけてください。
問題1 抵当権の内容等
抵当権は、目的物の引渡しは効力の発生要件ではない。
【解答・解説】 抵当権設定契約は、諾成契約である。諾成契約とは、契約の当事者の意思表示が合致するだけで成立する契約のことで、目的物の引渡しなどがなくても成立する。 〇が正解になります。 |
問題2 抵当権の効力等
Aは、A所有の甲土地にBから借り入れた3,000万円の担保として抵当権を設定した。AがCから500万円を借り入れ、これを担保するために甲土地にCを抵当権者とする第2順位の抵当権を設定した場合、BとCが抵当権の順位を変更することに合意すれば、Aの同意がなくても、甲土地の抵当権の順位を変更することができる。
【解答・解説】 抵当権の順位は、各抵当権者(BとC)の合意によって変更することができる。ただ、利害関係を有する者があるときは、その承諾を得なければならない。債務者や抵当権設定者は、利害関係者ではないので、Aの承諾は不要である。 〇が正解になります。 |
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