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用益物権【問題と解説】
次の記述のうち、民法及び判例によれば、正しいものには○、誤っているものには×をつけてください。
問題1 地役権
甲土地の所有者Aが、他人が所有している土地を通行する。甲土地の隣接地の所有者が自らが使用するために当該隣接地内に通路を開設し、Aもその通路を利用し続けると、甲土地が公道に通じていない場合には、Aは隣接地に関して時効によって通行地役権を取得することがある。
【解答・解説】 地役権は、「継続的」に行使され、かつ、外形上認識することができるものに限り、時効によって取得することができる。通行地役権について、承役地上に通路の開設があっただけでは「継続的」の要件を満たさず、通路の開設が要役地の所有者(A)によってなされた場合に「継続的」の要件を満たすことになる。本問では、隣接地の所有者が通路を開設しているため、Aは、時効によって通行地役権を取得することができない。 ×が正解になります。 |
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